フランスで何食べてるの?

仏人の料理人Patrickと、仏国の片田舎からお届けする臨場感あふれる食のリポート

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白ワインに良く合う酒肴

JUGEMテーマ:ワインと料理の話
寒くなると海の幸が美味しくなってうれしい。今日は最盛期のムール貝を使って、酒肴を作ることにする。パトリックも私も酒飲みで、しかもパトリックはワインしか飲まないので、ワインに合う酒肴が欠かせない。ムールと共にビュロ」という巻貝も買った。この貝は私の好物である。まず、ムールを蓋つきのフライパンで、白ワインを加えて蒸し煮にする。貝殻の蓋のほうを取り除く。煮汁をこして冷やし、マヨネーズとカレー粉、レモン汁を加えソースを作る。このカレーソースを半分のムールにかけ、冷蔵庫で冷やす。エシャロットのみじん切りとワインビネガーと挽きコショーを混ぜ、残りのムールにかけこちらも冷蔵庫でよく冷やす。

この間に「ビュロ」に取り掛かる。こっちは簡単。「クールブイヨン」という香味野菜、香辛料、レモン等をたっぷり入れたスープに「ビュロ」を入れて茹でる。この「ビュロ」をよく冷やしてマヨネーズを添える。「貝をマヨネーズで食べるなんて」と、最初はビビったけど、これが結構いける。マヨラーの皆さん是非試して!

ワインは「コト・デュ・ロワール」の白をよく冷やしたもの。「コト・デュ・ロワール」は「シュナンブラン」という品種のブドウで作られ、フルーティでとっても飲みやすい。冷たいムール貝と「ビュロ」によく合う。ムール貝はフランスではよく食べられるけど、こういうおつまみ風では珍しい。エシャロットソースをかけるのはバスク地方の食べ方らしい。カレーソースのほうはどこの料理なのかな?

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アペリティフ | comments(7) | trackbacks(0)

近所の農家からもらったキャベツでロールキャベツ

JUGEMテーマ:私の手料理

近所に住む農家のおばあちゃんリュシエンヌから、立派なキャベツをいただいた。こんなにみごとなキャベツは初めて見た。なんたってでかい!フランスのキャベツは、日本のものとは随分違う。野菜炒めを作ろうと思って炒めても、永遠に硬いままだ。こちらのキャベツは、煮込みに向いているようで、キャベツのスープが最も一般的な食べ方らしい。田舎の農家では、日常的にこのスープが食べられている。

パトリックは、この巨大キャベツを使ってロールキャベツを作ってくれた。赤ちゃんの頭くらいもあるロールキャベツが六っつもできた。私たち二人で食べるには多すぎるので、半分は冷凍庫へ。パトリックは煮汁にトマトを加え、中のひき肉にはハーブをいっぱい入れるため、日本で食べるロールキャベツとはやや異なる。もちろん、キャベツも日本のものよりほっこりしていてとっても美味しい。

面白いのは、「クレームエペス」というヨーグルトのような固形の生クリームを添えること。この食べ方は、パトリックのポーランド出身の友達に教わったもので、私もすっかりはまってしまった。熱々でよーく煮込まれたのキャベツと、冷たくぽってりとしたクリームの取り合わせは格別です。あと煮汁のスープは、ロールキャベツにかけない。スープの中に浮いている感じの日本のロールキャベツとは、やっぱり別物です。日本で食べるロールキャベツはどこの国のお料理なのかなあ。<BR><BR>この記事がお気に召したらクリックしてね!

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肉類 | comments(0) | trackbacks(0)

アルザスの名物料理シュークルート。多すぎない?

JUGEMテーマ:今日の昼ご飯

これも寒くなると食べたくなる「シュークルート」ドイツに近いアルザスの名物料理。ドイツにもよくにた料理「ザワークラウト」がある。どういう料理かと言うと、ズバリキャベツの千切りの漬物で、酸っぱくしかも熱々を食べる不思議なもの。一般的には、このキャベツの漬物をこれまた熱々のハム、ソーセージ、ベーコン、茹ジャガイモと一緒に食べる。なかなかダイナミックな料理である。「シュークルート」で有名な、パリのレストラン「メゾン・ド・アルザス」で何度か食べたけど、とにかく量が多い。文字通り大盛も大盛、そこまでしなくてもというくらい大量のキャベツの漬物の上に、いったい何人分?と度肝を抜くほどたくさんのハムやらソーセージが乗っていた。まあ3分の1食べられたら、かなりの大食いだよ。


最近はすっかりおばさんになり、レストランで「シュークルート」に挑む元気はなくなってしまい、お総菜として売っているパックの「シュークルート」で手軽に済ませている。今日のお昼も、このお手軽「シュークルート」で済ますことに。この料理を食べるのにかかせないのが、レフォール。ワサビの仲間らしく、ピリッとしたさわやかな辛味が嬉しい。今日は2人前のパックを買って、パトリックとがんばったけど、やっぱり食べきれなかった。フランス人は全部食べてるのかなあ?

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肉類 | comments(2) | trackbacks(0)

こんなにまずいものを食べたのは久し振り

JUGEMテーマ:今日の昼ご飯
いつもお客さんが一杯で流行っているビストロがあると聞いて、パトリックと行ってみることに。トラックが行きかう大通り沿いにあるビストロの前には、車やトラックがたくさん止まっている。確かに流行っているようだ。お昼のメニューは、ワイン込みで11ユーロ50サンチームと書いてある。安い!期待に胸を膨らませビストロに入ると、すぐにバーカウンターがあり、すでにアペリティフを一杯やる人で賑わっている。
私たちはアペリティフはパスして、すぐにテーブルへ。テーブルの上には1リットル入りのスペイン製テーブルワインの赤が、どんと乗っている。残念ながら車で来たので、ワインはあまり飲めない。旦那とビールを注文する。最近はアルコールコントロールが厳しいのよ、フランスも。
前菜はビュッフェだという。これはうれしい!いそいそとお皿を持ってビュッフェテーブルへ。2種類のパテとサラダが10種類ほど並んでいる。が、残念ながら全く美味しそうではない。いかにもレストラン専門の総菜パックをただ並べましたという感じなんだもの。パトリックが料理人なので、仕入れに行く問屋さんに、レストランに来るお客をバカにしたような惣菜パックが、盛大に売られているのをよーく知っている。



それでも、少しずついろんなサラダをお皿に盛って味見をしてみた。まず私の好きなお米のサラダを食べてみる。思わずパトリックと顔を見合わせた。驚くほどまずい。他のサラダも「なんともどうしたら、こんなにまずくできるの?」て言う感じ。そのあとのメイン料理「鶏肉のバスク風煮込み」も、鶏肉ってこんな歯触りだっけ、という得体の知れないもので、ソースは明らかに缶詰である。写真を撮る気もしなかった。どう頑張っても3分の1も食べられない。
しかしである、周りの男性たちは(なぜか肉体労働者風の男性ばかり)旺盛な食欲を見せている。確かに安くて量はあるけど、これはあんまりでしょうにと思うが、他のお客たちは頭にきている様子もなく黙々と食べている。
私達はげんなりして、チーズもデザートもコーヒーも断って、さっさとビストロを後にしたのでした。
いやー久し振りにこんなにまずいものを食べたわ!

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レストラン | comments(0) | trackbacks(0)

冬のご馳走「プロポ」はオジヤと食べる

JUGEMテーマ:名物グルメ
季節外れの初雪に打ちのめされ、しっかり風邪をひいたので、パトリックに温かいものを食べたいと訴えると、「プロポに決まりだな!」と言い残し買い物に出て行った。
「プロポ」とは、卵を産まなくなった雌鶏を丸ごと4時間ほどじっくり煮た料理で「ポトフ」に似ている。これも実に優しく温かい料理で、冬のご馳走なのです。ところが、レストランで「ポトフ」は簡単に食べられるけど、「プロポ」は見かけたことがない。どちらかと言うと田舎の家庭料理なのかもしれない。だいたい卵を産まなくなった雌鶏を使うなんて、いかにも農家の料理って感じがするものね。

この「プロポ」の特徴は、鶏の煮汁でリゾットを作って一緒に食べること。鶏の出汁のよくきいたシンプルなリゾットは、子供のころ母が作ってくれたオジヤによく似ていてとっても懐かしい。ご飯の嫌いなパトリックが唯一好きなおコメ料理でもある。

出来上がったアツアツの鶏を切り分けて、一緒に煮込んだカブ、ニンジン、ポワローネギを盛りつける。ニンニクのきいた鶏のお腹の詰物もたっぷり添える。これをふんわりとした味のオジヤと食べると、本当に風邪なんか吹っ飛んでしまいそう。料理人と結婚してよかったあ〜。

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肉類 | comments(2) | trackbacks(0)

フランスのインゲン豆でカレーを作る

JUGEMテーマ:私の手料理
先日イタリアのスープ「ミネステローネ」を作った際に買った白インゲン豆の缶詰セット3缶入りが残っていたので、豆カレーを作ることにする。久しぶりのカレー!嬉しいなあ。パトリックもカレーは食べるので少し多めに作る。どちらにしてもカレーはたくさん作るほうが美味しいからね。

具は骨付きトリ肉、ニンジン、玉ねぎ、インゲン豆とシンプルに。カレールーは生協オリジナルカレールーの中辛である。前回帰国した際、実家のそばの生協大久保店で購入したもの。安くて素朴においしいのよ。昔懐かしのフツーのカレーの味が気に入っているの。茹でじゃがいもとゆで卵を添えるのが私風。パトリックとテレビの前で映画を見ながら美味しくいただく。

レンズ豆がカレーに合うことは、インドカレーのメニューニあるので知っていたけど、ほっくりした優しい味の白インゲン豆も意外なほどカレーに合う。これはうれしい新発見。デザートはシンプルに盛りのブドウにする。マスカット風の甘いブドウで、1キロたったの3ユーロ。日本でマスカットなんてうかつに買えないことを思い出してうれしくなり、ワシワシ食べる。フランスは農業国だから、ありがたいことに食料品が結構安いのよ。

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フランスの和食 | comments(0) | trackbacks(0)

苦労が報われる自家製ウサギのパテ

JUGEMテーマ:私の手料理
友人が育てたとびきり美味しいウサギが手に入った。ウサギを食べたことがない人は「えー、気持ち悪い」なんてたわけたことを言うけど、大きな大間違いだよ。ウサギは身のしまった極上のトリ肉っていう感じ。色もトリ肉そのもの。全然気持ち悪くないのよ。パトリックが、骨の周りの一番脂ののった肉をそぎ取って、美味しいウサギのパテを作ると言う。

嬉しいなあ!ウサギのパテは私の大好物。村のお肉屋さんで買うパテも美味しいけど、自家製ウサギのパテはやっぱり格別。本当に美味しい。ただとっても時間がかかり面倒くさいのよ。小さなナイフで骨から肉をそぎ落とし、レバー等の内臓を一緒にマリネし、一晩おいて翌日オーブンでゆっくり焼く。後は冷えるのをじっくり待つ。まったく2日がかりだよ。

でもね、美味しいんだこれが。テリーヌ型からパテを取り出すと、底にウサギの旨味が凝縮した煮凝りが見える。お皿にパテを一切れのせ、煮凝りをスプーンでかき出し添える。買ってきたふんわりとしたパテとは違い、野生味あふれる味がする。口当たりもうんと肉っぽい。これが、カリカリの酸っぱいピクルスと、とっても良く合う。苦労がきっぱり報われる味ですよ。


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肉類 | comments(0) | trackbacks(0)

チーズを食べないとフランス人の食事は終らない

[チーズ] ブログ村キーワード
JUGEMテーマ:■おいしいチーズ(フロマージュ)を求めて
日本にいる時は、チーズは朝トーストに乗せて食べていた。軽いお昼にピザトーストを作って食べるのも美味しかったなあ。いずれにしろ食後にチーズを食べたことは、レストラン以外ではない。東京のおしゃれなワインバーなどでも、チーズはおつまみの類でしょう。ところがフランスではチーズは食後に食べると決まっている。安いビストロの日替わり定食でも、しばしばメインの後にチーズかデザートを選ぶことになっている。もちろん、ちょっと余計に払えば両方選ぶこともできる。つまり、チーズかデザートを食べないと食事は終わらないと思っていただきたい。

↓ 今夜のチーズ。パトリックはチーズフェチである。

これは結構日本人にはきつい。だって、その前にアペリティフをたっぷり飲み、前菜を頂き、こってりしたメインディッシュを頑張って食べ終わったところですよ。此の上にチーズを食べろと言われたってどうにもならない。胃はすでにはち切れる寸前である。

↓ 乾燥の度合いが違うがすべて同じ山羊のチーズ。買う時に好みの固さを選ぶ。

しかし、確かにフランスのチーズは本当においしい。何といっても種類が豊富でそれぞれ特徴のある香り、舌ざわり、そしてさまざまな食べ方があり飽きることがない。面白いのは、バスク地方のチーズの中には小さな黒いサクランボのコンフィチュー(ジャム)と食べたり、コルシカ島ではチーズとイチジクを一緒に食べたりすること。わが地方の美味しい山羊のチーズ「サント・モー」は、ノワゼットオイルをちょいとたらして食べると美味しいのよ。

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チーズ | comments(0) | trackbacks(0)

生牡蠣の季節がやってきた

JUGEMテーマ:今日の昼ご飯
 毎日天気はいいのだけど、いかんせん寒い!太陽の下では気持ちがいいけど、夕方になるといきなりジワリと寒気が襲ってくる。寒いのは苦手だけど、こういう季節の楽しみは何といっても生牡蠣なのです。日本に住んでいた時はあまり生牡蠣を食べなかった、というよりも牡蠣に当たりやすいので、医者から食べないように言われ避けていたのです。パリに住み始めて最初の冬に、ビストロの前にテントが立ち、生牡蠣を売っているのをあちこちで目にした私は、ついに決意した!語学学校の仲間たちと大量に生牡蠣を購入。思いっきり生の牡蠣を食べたのである。その場にいた全員に「明日私がクラスにいなかったら助けに来るように!」と宣言したのは言うまでもない。その時の牡蠣の美味しかったこと!ほぼ5年ぶりの牡蠣の味であった。幸いにもその時牡蠣に当たらなかったので、その後は楽しい牡蠣ライフを楽しんでいる。



今日、買い物に行ったら牡蠣が安くなっていたので早速購入。パトトリックに牡蠣の殻を開けてもらう。フランスでは牡蠣は殻付きしか売っていない。私はエシャロットをみじん切にし、自家製の赤ワインビネガーと混ぜてソースを作る。面白いことに、パトトリックは生牡蠣には必ず生ソーセージのグリルを付け合わせる。メドック地方の習慣だという。今日はちょっと気取って「エスカロピーヌ」(生ソーセージの中身を豚の網脂でくるんだもの)を添えることに。「エスカロピーヌ」は、ちょっと焦げたくらいに焼くのが好き。冷たくした生牡蠣にエシャロットソースをちょいとたらし、ズズッとすする。まさに海を丸ごと口に入れたような、強烈な潮の香りが襲ってくる。おいしいとかの問題ではなくまさに海だあ!という感じ。ここで急いで「エスカロピーヌ」を頬張る。あまりにも強烈な牡蠣の香りが、豚の脂とともにいきなり優しく口の中で溶けちゃって、うーん美味しい!今年の冬も牡蠣三昧だー!

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魚介類 | comments(0) | trackbacks(0)

ムール貝の王様ムール・ド・ブッショ。日本ではバカ貝?

JUGEMテーマ:ワインと料理の話
ムール貝の中でも最もおいしい「ムール・ド・ブッショ」が、旬を迎えますます美味しくしかも安くなっている。最近は、日本でもパエリャなんかに入っているから知っている人も多いと思うけど、普段はあまり食べないよね。私が子供のころ住んでいた北九州の海辺の町では、ムール貝はバカ貝と呼ばれ誰も見向きもしなかった。なぜなんだろう?美味しいのにね。

今日はムール・ド・ブッショを使って、潮の香り豊かな「ムールマリニエール」(ムール貝の船乗り風とでも言うのかな)を作ることにする。鍋にムール貝、エシャロットのみじん切りを入れて強火で軽く一混ぜしたら、白ワインを入れて蓋をする。あっという間に貝の口が開くので、プックリと膨らんだオレンジの身が見えたらパセリと挽きコショウをたっぷり振りかける。熱々を口に入れると、柔らかいふっくらした身と滋味豊かな貝汁がパッと広がり、海の匂いが鼻をスーと駆け抜ける。うまい!!!

パトリックは白ワイン、私はビールで!

この「ムールマリニエール」は、なぜかフライドポテトを添えるのがお決まり。よくビストロなどで「ムール・フリット」と日替わり定食などに載っているので、ぜひ食べてみて。食べ方のコツは、まずムール貝を一つ指でつまみ、そっと中の身を食べる。此の貝殻を右手に持って、左手で2個目の貝を持ち、右手の貝殻で左手のムール貝の身を挟んで口に入れるのです。面白いでしょう。フランスで、お肉やコッテリしたソースにうんざりした時、このさっぱりした一品は砂漠のオアシスのような存在だよ。

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